結論から言うと、マンドリンスライサーで最初に選ぶべきは「Benriner(ベンリナー)No.64 国産マンドリン」(¥4,980)です。 厚さ0.5〜5mmを無段階(ダイヤルではなくネジ式の平行昇降機構)で調整でき、平刃に加えて千切り用のクシ刃を細目1mm・中目3mm・荒目7mmの3種類搭載。評価4.6・レビュー488件と高評価で、プロの料理人にも長年愛用されてきた実績があります。
マンドリンスライサーと「野菜スライサー」は何が違うのか
「マンドリンスライサー」という名前は、弦楽器のマンドリンに形が似ていることに由来する調理器具のジャンル名です。刃の上に食材を滑らせて一定の厚みでカットする方式全般を指し、いわゆる「野菜スライサー」もこの一種にあたります。
ただし同じ「マンドリン」でも、実際の製品には大きく3つの方式があります。
- 平行昇降式(ベンリナー型): ネジで刃の高さを持ち上げ下げして厚みを調整。無段階で微調整できるが、感覚を掴むまで少し慣れが必要
- ダイヤル式(本記事の関の刃物モデルなど): つまみを回すだけで厚みが変わる直感的な操作性。刃を交換して千切り幅も変えられるモデルが多い
- 回転ドラム式(本記事のGeedelなど): ハンドルを回して食材をドラム刃に押し当てるタイプ。吸盤で台に固定でき、片手がふさがっていても作業できる
この違いを知らずに「とにかく安いもの」を選ぶと、キャベツの千切りはできても大根の桂剥きには向かない、といったミスマッチが起こります。この記事では、それぞれの方式から実際にAmazonで評価の高いモデルを1台ずつ選び、5製品を比較します。
マンドリンスライサー おすすめ5選 スペック比較表
| 商品名 | 価格 | 評価 | レビュー数 | 方式 | 厚み調整範囲 | 刃の材質 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Benriner No.64 | ¥4,980 | 4.6 | 488件 | 平行昇降式 | 0.5〜5mm無段階 | ステンレス鋼 |
| Geedel 千切りスライサーセット | ¥3,750 | 4.6 | 6,309件 | 回転ドラム式 | 刃3枚交換式 | 430ステンレス |
| VEKAYA マンドリンスライサー | ¥3,199 | 4.3 | 3,110件 | 平行昇降式 | 極薄〜9mm | ステンレス鋼 |
| 貝印 関孫六 DH3331 | ¥1,182 | 4.4 | 693件 | クランク刃(千切り専用) | 約1mm固定 | ステンレス鋼(日本製) |
| 関の刃物 ダイヤル式リフトスライサー | ¥12,600 | ─ | 在庫6点 | ダイヤル式 | スライス+千切り2mm/6mm | モリブデンバナジウム鋼 |
なぜBenriner No.64がおすすめなのか
1. 厚み0.5〜5mmを無段階で調整できる「平行昇降機構」
一般的な安価なスライサーは「薄い・普通・厚い」の3段階切り替えが多いですが、No.64はネジを回すことでまな板部分そのものが平行に上下する構造になっており、0.5mmから5mmの間を無段階で微調整できます。玉ねぎの極薄スライスから、揚げ物用に少し厚めに切ったなすまで、1台で対応範囲が広いのが強みです。
2. クシ刃3種(細目1mm・中目3mm・荒目7mm)で千切りの太さを使い分けられる
平刃だけでなく、千切り用のクシ刃が細目1mm・中目3mm・荒目7mmの3種類付属します。サラダ用の極細千切りキャベツは細目、きんぴらごぼうは中目、フライドポテト風のカットは荒目、と料理に応じて刃を差し替えるだけで仕上がりを変えられます。
3. プロの厨房でも定番として使われてきた実績
和食の現場では「ベンリナーを知らない料理人はいない」と言われるほど古くから使われているブランドで、切れ味の持続性と厚みの再現性が評価されています。カスタマーレビューでも「キャベツの千切りがプロ並みに仕上がる」「カットした野菜がふわっとして美味しい」といった声が目立ちます。
4. 本体構造がシンプルで手入れがしやすい
本体はABS樹脂、滑り止め部分はエラストマー樹脂、安全器具はPP樹脂という構成で、パーツごとに素材が最適化されています。刃を含めて分解でき、丸洗いが可能です。
注意点・デメリット
良い面ばかりではありません。購入前に把握しておきたい弱点も正直にお伝えします。
- 切れ味が鋭い分、指を切るリスクが高い: 安全ホルダーは付属しますが、食材が小さくなってからの最後の一押しは特に注意が必要です
- 手動式なので大量調理には時間がかかる: 業務用のように何十人前もまとめて仕込みたい場合は、フードプロセッサーとの併用も検討したほうが効率的です
- 無段階調整は「ちょうどいい厚み」を毎回自分で探す手間がある: ダイヤル式のようにワンタッチで固定値に戻せるわけではないため、同じ厚みで再現したい場合はネジの位置をメモしておくと安心です
- クシ刃は食材によっては目詰まりしやすい: 繊維質の強い根菜を勢いよく押し込むと、刃の間に食材が詰まることがあります
5製品を個別に紹介
1位: Benriner No.64 国産マンドリン(¥4,980)
上記の通り、無段階の厚み調整と3種のクシ刃で汎用性が高く、評価4.6・レビュー488件という安定した支持を集めています。「まず1台選ぶなら」という結論に最も近いモデルです。
2位: Geedel 千切りスライサーセット(¥3,750)― レビュー6,309件で全製品中最多
Geedelは平刃を滑らせるタイプではなく、吸盤で台に固定してハンドルを回す回転ドラム式です。3枚の交換可能なブレード(430ステンレス製)を使い分けることで、千切り・チーズおろし・ナッツ砕きまで対応します。メーカーは「手作業の12倍速でカットできる」とうたっており、両手がふさがりにくい構造のため、片手で食材を押さえながら安全に作業したい方に向いています。評価4.6・レビュー6,309件は今回比較した5製品の中で最多で、購入者からの支持の厚さがうかがえます。
デメリット: 平刃スライサーのような「極薄の一枚」を作る用途には不向きで、あくまで細切り・おろし作業が主体です。
3位: VEKAYA マンドリンスライサー(¥3,199)― 手袋付属でバランス重視
VEKAYAはノブを回すだけで極薄から9mmまでスライス厚を変えられ、千切り設定も4.5mmと9mmの2種類を備えます。最大の特徴は、切れない加工が施された手袋とフードプッシャーが標準で付属している点です。「安全ホルダーだけでは不安」という方でも、手袋を併用すれば最後の一押しまで安心して使えます。ドラム部分を取り外して丸洗いでき、使わないときは平らに折りたためて収納場所を取りません。
デメリット: 千切り幅が4.5mm・9mmの2択のみで、Benrinerのような細かい刃の使い分けはできません。
4位: 貝印 関孫六 千切り器 極細レギュラー DH3331(¥1,182)― 千切り専用のエントリーモデル
貝印の看板ブランド「関孫六」の千切り器で、押し引き両方向で千切りができる特殊クランク刃が特徴です。千切り幅は約1mm固定で、キャベツやにんじんの極細千切りに特化しています。本体サイズは10×29.5×3cmとコンパクトで、ボウルに乗せて使うための切り欠きと、直置き用の滑り止めの両方を備えています。日本製で評価4.4・レビュー693件と安定した評価です。
デメリット: 千切り以外の用途(薄切り・厚み調整)には対応していないため、あくまで「千切り専用ツール」として割り切って使う製品です。
5位: 関の刃物 ダイヤル式リフトスライサー(¥12,600)― プロ仕様の3役モデル
刃物の産地として知られる岐阜県関市製で、スライス刃と2種類の千切り刃(2mm幅・6mm幅)を1台に集約した「1台3役」モデルです。スライス刃の材質は包丁にも使われるモリブデンバナジウム鋼で、通常のステンレスより耐摩耗性が高く切れ味が長持ちします。千切り刃は2mm幅がきんぴらやサラダ向け、6mm幅がフライドポテトの仕込みに使える太さです。安全ホルダーの内部には5本のピンが付いており、食材にしっかり刺さって最後まで安定してスライスできます。刃が摩耗した場合は交換刃を別売りで購入できるのも、長く使うことを前提とした業務用らしい設計です。
デメリット: 価格が12,600円と5製品中で突出して高く、レビュー実績もまだ少ないため、まずは実際に使った人の声を確認したい方は他モデルから試すのも一つの手です。
同メーカー比較: Benriner(ベンリナー)3モデルの選び方
イチ推しのBenrinerには、実は入門機から上位機までラインナップがあります。同じブランド内でも仕様が異なるため、用途に応じて選び分けると失敗がありません。
| モデル | 価格 | 評価 | レビュー数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ベンリナー 万能野菜調理器 CBV04(入門) | ¥2,850 | 4.4 | 3,204件 | 314×92×24mm・重量315g。クシ刃は細目1.5mm/中目3mm/荒目8mmの3種付属 |
| Benriner No.64(推奨) | ¥4,980 | 4.6 | 488件 | 厚み0.5〜5mm無段階調整。クシ刃3種(細目1mm/中目3mm/荒目7mm) |
| スーパーベンリナーNo.95(上位) | ¥4,450 | 4.4 | 1,570件 | スライス幅(まな板幅)95mmとNo.64より刃面が広く、キャベツ半玉やきゅうりを丸ごとスライスしやすい |
選び方の指針:
- とにかく安く試したい・レビュー母数の多さで選びたい → CBV04(3,204件のレビューは今回紹介した全製品中でも2番目の多さ)
- 千切りの太さを細かく使い分けたい → No.64(クシ刃の目の細かさが1mm刻み)
- 大きめの野菜を丸ごとスライスすることが多い → スーパーベンリナーNo.95(刃面幅95mmで一度に処理できる範囲が広い)
同じベンリナーでも替刃の互換性がモデルによって異なる(旧タイプの刃が新型に使えない場合がある)ため、買い替えの際は必ず商品ページの互換表記を確認してください。
競合メーカー比較: 方式が違う4製品を比べる
同じ「マンドリンスライサー」というカテゴリでも、平行昇降式・回転ドラム式・クランク式・ダイヤル式では使い勝手がまったく異なります。
| 項目 | Benriner No.64 | Geedel | VEKAYA | 貝印 DH3331 | 関の刃物 |
|---|---|---|---|---|---|
| 方式 | 平行昇降式 | 回転ドラム式 | 平行昇降式 | クランク式 | ダイヤル式 |
| 価格 | ¥4,980 | ¥3,750 | ¥3,199 | ¥1,182 | ¥12,600 |
| 評価/レビュー | 4.6(488件) | 4.6(6,309件) | 4.3(3,110件) | 4.4(693件) | ─(少数) |
| 厚み調整の自由度 | 高い(無段階) | 刃交換式(3枚) | やや高い(2段階千切り+無段階スライス) | なし(1mm固定) | 高い(ダイヤル+刃交換) |
| 安全機構 | ホルダー付属 | 吸盤固定+ハンドル操作 | 手袋+フードプッシャー付属 | 滑り止め+切り欠き | 5本ピンのホルダー |
| 向いている人 | 幅広い用途を1台でこなしたい人 | チーズおろしや大量の千切りを楽にしたい人 | 手袋込みで安全性を最優先したい人 | 千切りキャベツだけをとにかく速く作りたい人 | 予算を気にせず切れ味の持続性を求める人 |
比較まとめ: 汎用性を最優先するならBenriner No.64、片手作業や大量の千切りを楽にしたいなら吸盤固定のGeedel、安全性重視で手袋込みの安心感がほしいならVEKAYAが候補になります。予算重視で「まずは千切り専用で試したい」なら貝印 DH3331、切れ味の持続性にこだわるプロ仕様を求めるなら関の刃物が選択肢です。
マンドリンスライサーと合わせて使いたい調理器具
マンドリンスライサーで薄切り・千切りにした野菜は、そのあとの工程次第で仕上がりが大きく変わります。
野菜を切ったあとの水気をしっかり切りたい場合は、サラダスピナーおすすめ5選も参考にしてください。マンドリンで薄切りにしたきゅうりや玉ねぎは水分が出やすく、水切りが甘いとドレッシングが薄まってしまいます。
「そもそも包丁の千切りで十分では?」と迷っている方は、包丁おすすめ5選【2026年版】もあわせてチェックしてみてください。マンドリンスライサーは厚みの再現性で包丁に勝りますが、包丁の腕を磨きたい方には切れ味の良い包丁選びも欠かせません。
みじん切りや大量の下ごしらえを電動で済ませたい場合は、フードプロセッサーおすすめ5選【2026年版】との使い分けも検討する価値があります。フードプロセッサーは「刻む・砕く」が得意な一方、均一な厚みの「スライス」はマンドリンスライサーのほうが得意分野です。
まとめ
2026年のマンドリンスライサーおすすめ5選をご紹介しました。
迷ったらBenriner No.64(¥4,980)が最も失敗の少ない選択です。 厚み0.5〜5mmの無段階調整と3種のクシ刃で、千切りから薄切りまで1台でカバーできます。
- 汎用性重視・まず1台選ぶなら: Benriner No.64(¥4,980)
- レビュー数の多さ・片手作業のしやすさを重視するなら: Geedel 千切りスライサーセット(¥3,750)
- 安全性を手袋込みで担保したいなら: VEKAYA マンドリンスライサー(¥3,199)
- 千切り専用で安く試したいなら: 貝印 関孫六 DH3331(¥1,182)
- 切れ味の持続性を重視するプロ仕様なら: 関の刃物 ダイヤル式リフトスライサー(¥12,600)
キャベツの千切りや大根の桂剥きに毎回時間を取られている方は、マンドリンスライサーを1台導入するだけで下ごしらえの時間が大きく変わります。ぜひ自分の調理スタイルに合った1台を選んでみてください。
全商品リンクまとめ
Photo by Water Journal on Unsplash








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